春から夏にかけては、色とりどりの花が
それぞれの家の庭先を彩っていてとても美しいので、
よそ様のお家ですが、花を愛でながら
目的地まで通っています。
特に、桜の季節は、大きな家には桜の木があって、
それが道を行き交う人々の心を多いに和ませてくれました。
朝は、桜の近くに行くと、華やかな美しさに心が弾み、
明るい気分になりました。
粋なはからいだなと思ったのは、
週末だけ、お向かいの家の大きな桜の木に
スポットライトを当ててくれているお家があって、
夜桜を、家路に帰る人々が楽しめるようにしてくれて
いたことでした。
おそらく、桜の持ち主にも話をして、
ちゃんと桜が美しく見える角度に照明を当ててくれていましたが、
自宅の窓からは、ひょっとしたら見えないかもしれません。
明らかに、その桜の木の下を通って、帰る人たちの
ためのものでした。
美しさに見ほれてしまうほど、桜の花びらはやさしく、
幹は堂々としていました。
心が洗われて、また明日がんばろうという気持ちに
させてくれました。
桜の美しさと、桜の持ち主の寛容さと、お向かいの方の
粋な配慮に感謝した季節でした。